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ショービジネスの本場アメリカと日本のShow Business業界

2012.12.31更新

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ショービジネスの本場アメリカと日本のShow Business業界

ショービジネスの本場アメリカではブロードウェーのミュージカルやラスベガスのシルク・ドゥ・ソレイユなどのショービジネスが浸透している。
一般の家庭でも2ヶ月に1回程度のペースでショーを見にいくことが多いという。
日本とはこの生活習慣の時点で大きな差があるように思う。

ニューヨークのブロードウェイ・ミュージカルで有名なのは
オペラ座の怪人、シカゴ、マンマ・ミーア!、メリー・ポピンズ、ライオン・キング、ウィキッド、ジャージー・ボーイズ、ブルーマン・グループ、ロック・オブ・エイジズ、スパイダー・マン:ターン・オフ・ザ・ダーク、ブック・オブ・モルモン、ONCE ダブリンの街角で...

ラスベガスのシルク・ドゥ・ソレイユで現在公演中のショーは
オー(O)、カー(KA)、ミスティア(Mystère)、ザ・ビートルズ ラブ、ビバエルビス、ズーマニティ、クリスエンジェル「ビリーブ」、マイケル・ジャクソン:ザ・イモータル・ワールドツアー

世界的にはフランスを中心にヨーロッパのショービジネスが発展しエンターテインメントが盛んである。
フランスでは、演劇、ダンス、音楽、現代美術、映像など、いろんな分野を取り入れた新しい形のサーカス(ヌーヴォー・シルク)が普及し今までのサーカスのイメージを革新し続けている。
日本の何十倍ものパフォーマー人口を有するパフォーマンス先進国フランス・パリでは、世界レベルの精鋭超人を招待するサーカス国際大会Festival Mondial du Cirque de Demain「シルク・ドゥ・マン」が確立しており、ヨーロッパ諸国ではパフォーマーの雇用創出と地位向上が実現出来ている。エンターテインメント業界もShow Business業界も必然と盛り上がるわけだ。

現在アメリカを筆頭にショービズが世界でどのくらいの大きな位置を占めている産業であるかに注目してみると、日本はSHOWBIZ後進国である事が明らかだ。
何故か不思議にさえ感じる。日本には様々な分野において賞を取れる創造性かつクリエイティブな面に優れユーモアのセンスに富んだ優秀な人材が大勢いるというのにだ。

日本でショービジネスが発展しない具体例がシルク・ドゥ・ソレイユ「ZED(ゼッド)」のコンテンツからもうかがえる。
ZED Cirque du soleilとは...
東京ディズニーリゾート(TDR)内のシルク・ドゥ・ソレイユシアター東京で2008年10月1日から2011年12月31日まで公演。
主人公・Zed(ゼッド)が天と大地、二つの世界を旅するなかで成長していく物語。
高度な生演奏技術で鳴らされるロマンティックで壮大な音楽、超人的なアクロバットパフォーマンス、タロットカードからインスピレーションを受けて生み出されたユニークなキャラクターたちが織り成す、神秘的でリリカルな世界。

演目(芸術的ACT)
バトン:ダンスと体操が融合され、アーティスト自身と一体になった3本のバトンを披露。
バンジー:観客の頭上を、バンジーで吊るされた4人のアーティストが飛び降りる光の離れ技SHOW。
ラッソ:6人のアーティストたちが巧みに投げ縄を操り、輪の中で縦横無尽にスゴ技を展開。
ポール&トランポリン:チャイニーズポールとトランポリン異なるふたつの演目を組み合わせてつくられたもの。
ソロ・ティシュー:青い布と一体となった美女が空中でアクロバティック、コントーション(曲芸)する演目。
ハイ・ワイヤー:舞台床から8メートルの高さで行われる炎で覆われた振り子が前後に揺れる綱渡りの演目。
ジャグリング:5人のパーフォーマーが超高速で、クラブやたいまつを火を使ってジャグリングする。
バンキン:赤と白の衣装を身につけたパフォーマーが、ジャンプや人間ピラミッドを、驚愕の機敏さで繰り広げる。
ストラップ:天から吊るされたストラップを使って二人の女性アーティストが見せるしなやかさと力強さ溢れる空中アクロバット。
ハンド・トゥー・ハンド:二人のアーティストが体力と柔軟性を用い驚異のバランス感覚でアーティスティックな組体操を見せる。
フライングトラピス:空中ブランコで空中バレエの離れ業を披露する。二人が同時に跳ぶ難易度の高いダブル・トラピスも登場。
シャリバリ:出演者全員が集まり、体操や空中技の驚く演技を繰り広げ、力強さとエレガンスさを見せるフィナーレを演出。

そんな東京ディズニーリゾートが新たな挑戦として北米の人気サーカス集団、「シルク・ドゥ・ソレイユ」と業務提携しショービジネスに打って出たのだ。
これまで東京ディズニーランドで培ったノウハウをショービジネスに生かしながら、一時的なツアー公演ではなく、施設内に約100億円超をかけて日本に史上初の常設劇場を作って上演する新作のショーで10年以上というロングランを目指していたのだが、何と3年3ヶ月で舞台公演が打ち切りとなったのだ。

運営会社「株式会社オリエンタルランド」が公演終了の理由について発表していたが、東日本大震災の影響も大きかったそうだが観客動員数が年々減っていたことが最も大きな理由。
お客さんあってのショービジネスなので、もっと魅力のあるショーを企画し日本での知名度を浸透させ日本の国家的プロジェクトでアメリカのように国民の意識を変えていかないと大きな進化は望めないだろう。
この失敗例が今の日本のショービジネスの現状であり課題であり未来へのヒントではないだろうか。

そう、アメリカのように国をあげて世界で最も大きな産業「観光業」に力を入れ「エンターテインメントショー×カジノ」のビジネスモデルを確立するのも一つの手であり日本人エンターテイナーやエンターテインメントに関わる全ての仕事の雇用創出にも繋がる。
にしても総事業費140億円という日本最大級の施設「シルク・ドゥ・ソレイユ シアター東京」が現在は舞浜アンフィシアターという多目的ホールに変わってしまったが、あのメタリックな色調で統一された天を覆う巨大なステージセットを超人プロでパフォーマンスビジネスに活かしたいものですね!!

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